ソフト闇金メイクはどんな闇金業者なのか
サイトを開けば、女性イラストと簡素なレイアウト。
だがその裏には極めて高金利な違法融資が仕込まれている。
ソフト闇金メイク-名前は軽やかだが、その実態はれっきとした違法金利の個人間金融だ。
利息設定は以下のとおり。
- 10日間で2割
- 14日間で3割
- 1ヶ月で4割
さらに手数料として3,000円が加算される。
たとえば5万円借りた場合、10日後の返済額は6万円+3,000円。
年利換算すれば軽く300%を超える、れっきとした超高利。
しかも“先引き”の可能性が高く、手数料を最初に抜かれたうえでの実質借入額は47,000円。
それに対して返済は60,000円以上。
この時点で実質利率は30%を大きく超える。
金融庁の定める上限利息(年15〜20%)など完全に無視された数字だ。
しかも貸金業登録の表示はどこにもない。
サイト上には運営会社情報の記載すらなく、氏名・連絡先・住所は一切不明。
仮にトラブルが起きても行政に通報するにも材料がない。
これは明確に貸金業法違反にあたる。
自分たちを明らかに正規消費者金融と思わせる完全な“グレー金融マーケティング”だ。
このようにソフト闇金メイクは見た目の柔らかさとは裏腹に極めて違法性の高い業者だと断言できる。
金融庁に登録されていない貸付は闇金・ソフト闇金を問わずすべて違法であり、高額な利息と先引き手数料の時点で正規の金融サービスではあり得ない。
次章ではソフト闇金メイクが設定する利息や手数料について、さらに具体的に掘り下げていく。
利息・手数料の詳細と違法性
ソフト闇金メイクの最大の問題点は明らかに違法な高金利設定にある。
繰り返すが、その利率は以下の通り。
- 10日間で2割(=年利約730%)
- 14日間で3割(=年利約782%)
- 1ヶ月で4割(=年利約480%)
そして手数料として一律3,000円が上乗せされる。
この時点で貸金業法第42条が定める上限金利(年20%)を大幅に逸脱している。
仮に「個人間融資」や「任意契約」といった言い訳をしていても、実質的に営利目的で反復継続して貸付をしている場合、貸金業登録が必要だ。
登録せずにこれを行えば無登録営業=闇金となる。
また、固定手数料3,000円の“先引き”も極めて悪質。
たとえば5万円の借入申込みをしたとしても、
- 実際の送金額:47,000円
- 10日後の返済額:60,000円(利息2割)
この場合、実質的な貸付額47,000円に対して13,000円の返済。
利息率は約27.6%(10日間換算)となり、年利換算では1,000%を超える超高利になる。
このような手法は闇金業者が常套的に用いる「先引き方式」と呼ばれる。
貸付時に利息や手数料を天引きすることで、表面上の利率をごまかす詐術だ。
さらに「返済期日を過ぎれば催促の電話が鳴り続ける」「LINEやSMSで圧をかけてくる」といった口コミも確認されている。
これは出資法違反だけでなく、恐喝・迷惑防止条例違反にも発展し得る。
利息制限法を無視し、貸金業法も完全に逸脱し、借主の弱みに漬け込んで高金利+先引き+催促圧力で追い込む構造。
ソフト闇金メイクは間違いなく闇金カテゴリに属する業者と断言できる。
このような業者に一度でも個人情報を渡してしまえば、後から追加請求や嫌がらせ行為に発展するリスクすらある。
返済後に「別の名義でまた貸す」と誘ってくるケースもあり、抜け出せなくなるサイクルが始まってしまう。
この金利で「親切な貸主」「即日OKだから助かった」と錯覚してしまえば、取り返しのつかない状況に突入するのは時間の問題だ。
続けてソフト闇金メイクの他の特徴-審査内容や申込方法などを検証していく。
メイクの申込方法・審査の実態
ソフト闇金メイクは見た目は「親しみやすく簡単に借りられるサイト」を装っている。
しかしその裏では個人情報を丸ごと吸い上げる非常に危険な申込フローが仕込まれている。
公式サイトにアクセスすると、最初に現れるのはLINEの友達追加リンク。
申込はすべてLINE経由で行われ、フォーム入力や電話番号入力などは一切ない。
つまりスマホ一台で完結する=匿名性が高く安心と思わせる構造だが、実際は逆。
連絡先・職場・口座・免許証画像など、借主に関するあらゆる情報がLINEというプラットフォーム上で保存・送信されるという恐るべき形式なのだ。
LINEの会話では、
- 氏名・生年月日
- 住所・家族構成
- 勤務先・勤務年数・月収
- 他社借入状況
- 銀行口座の情報
- 顔写真付き身分証の画像
が当たり前のように要求される。
これらの情報は一度渡してしまえば業者の手元に永久に残る。
たとえ借入を断ったとしても、LINEで繋がった状態は維持され、「他社紹介」「押し貸し」「定期連絡」といった名目で関与が続く。
しかも申込者側の情報開示は一方的で、業者の正体は一切不明。
LINEアカウントの表示名すら仮名で、返信も定型文+圧力系メッセージが目立つ。
明らかに複数名がオペレーションを回している痕跡も見られる。
さらに恐ろしいのは審査の早さと軽さ。
「他社で断られた方もOK」「主婦や無職でも融資可能」
といった甘い文言が並び、LINEで情報を送れば10分程度で入金連絡が来る。
これは審査という名の名簿収集であり、与信管理ではなく搾取対象の選別に過ぎない。
特に、電話確認や在籍確認がないことを売りにしている点も危険。
正規の貸金業者では考えられない軽さで金を渡す=その後の取り立てに自信があるという裏返しでもある。
このように、ソフト闇金メイクの申込から審査までの流れは
“カンタン”を装った高度な情報搾取型スキームに他ならない。
一度LINEで接触してしまえば、あなたの情報は二次利用され、
知らぬ間に別の闇金業者へ売られている可能性すらある。
次はそんな危険な業者と取引してしまった場合に待ち受ける取り立て・催促・圧力の実態について明らかにする。
取り立て・催促の実態とその手口
ソフト闇金メイクと契約してしまった後、最も恐ろしいのは返済期限が過ぎた瞬間からの取り立てだ。
表向きは「柔らかいLINE対応」をしていたオペレーターも、支払期日が1日でも過ぎた瞬間、豹変する。
催促の手段は徹底的かつ執拗だ。
- LINEの未読無視→数分おきの連投
- SMS、非通知番号からの着信
- 「今すぐ返さなければ法的手続き」といった文言
- 「親族にも請求がいく」などの不当な脅し
さらには職場や実家への連絡を仄めかすような文面も確認されている。
たとえ実行されなくても、この「やられるかもしれない」という精神的圧迫が最大の武器となっている。
一部の利用者からは、
「返済額が増えていて理由を聞いたら罵倒された」
「催促が深夜1時に来た」「ブロックしても別番号から連絡が来た」
といった証言も上がっている。
こうした行為は明らかに貸金業法・出資法違反であり、加えて迷惑防止条例・ストーカー規制法違反にも接触する可能性が高い。
だがソフト闇金メイクのような業者は、連絡手段をLINEなどに限定して、電話番号や運営実態を隠蔽しているため、行政への通報や民事訴訟が極めて難しいのが実情だ。
さらに恐ろしいのは、完済しても連絡が続くケース。
「もう一度借りませんか?」「他の業者も紹介します」と言って、次の闇金業者へと引き渡す“回し”の構造がある。
これは名簿ビジネスと呼ばれ、ソフト闇金間で借主の情報が共有され、借りた人が一生ターゲットとして追跡される仕組みが裏で存在している。
一度でも踏み込んでしまえば、「返しても地獄、返さなくても地獄」という状況に追い込まれるのだ。
このような業者に対しては決して話し合いや交渉でどうにかしようとしないこと。
支払えなくなった時点で個人では対処できない領域に入り込んでおり、法律の専門家や闇金対応のNPOへ即相談すべきである。
次は実際にソフト闇金メイクを利用してしまった人がどう行動すべきか、相談窓口・対処法・信用回復へのステップを詳しく解説していく。
相談窓口と対処法
ソフト闇金メイクと関わってしまった場合、最も重要なのは“一人で悩まないこと”だ。
高圧的な取り立て、違法な利息、個人情報の悪用。
これらに一人で立ち向かうのは不可能に近い。
まず最初に行うべきは専門機関への相談。
警察への通報も重要だが、証拠が揃っていないと動いてもらえないケースも多い。
だからこそ、まずは闇金被害専門の法律家・NPOに連絡すべきだ。
以下のような窓口が頼りになる。
- 法テラス(日本司法支援センター)
全国共通:0570-078374 - 日本貸金業協会・貸金相談窓口
0570-051-051(平日10時〜16時) - 警察相談専用電話(#9110)または最寄りの警察署
- 闇金対応に強い弁護士法人(例:アストレックス法律事務所など)
- NPO法人 ほっとライン(闇金・特殊詐欺対応)
こうした専門窓口は無料相談を受け付けており、事情を話せば今後の対策を一緒に立ててくれる。
特に闇金被害に詳しい弁護士であれば、即時に連絡を代行してもらえるケースもある。
また、取引履歴やLINEのメッセージ、振込明細、振込先の口座番号など証拠はすべて保存しておくこと。
削除された場合に備えてスクリーンショットや紙での保存が望ましい。
「返済しないと家族や職場にバラす」といった脅し文句が出た場合、それ自体が違法行為(脅迫罪・名誉毀損・業務妨害)に該当する。
恐れずに、まずは専門家の盾を持つことが先決だ。
そして絶対にやってはいけないことは以下の通り。
- 支払えないことを正直に話し合おうとする
- 「あと少し待って」と情に訴える
- 別の闇金に借りて返そうとする
これらはさらなる借金・追加請求・名簿流出に直結する。
まずは逃げ道を作る。
そのためには第三者の介入が必要不可欠。
メイクのようなソフト闇金と関わったことがある人は必ず再発防止の意識も持っておくべきだ。
次に、実際にソフト闇金で追い詰められた人のリアルな体験談を紹介しよう。
【体験談】軽い気持ちが地獄の始まりだった-ソフト闇金メイクを使った男の末路
「最初は、たった3万円だったんです。10日後に36,000円返せばいいって。それだけの話だと思ってました」
都内在住の男性、Kさん(仮名・29歳)は勤務先の給料が遅れた月にソフト闇金メイクの存在を知った。
「ネット検索で“即日融資・ブラックでもOK”って見出しが目に入って、興味本位でサイトを開いたんです」
LINEで申込を済ませた数分後「条件は10日で2割、手数料3,000円」とだけ送られてきた。
「え?利息高すぎじゃない?と思ったけど、そのときは金欠すぎて正常な判断ができなかった」
送金額は27,000円。
そこから手数料が引かれていた。
10日後、メイクのLINEが鳴った。
「36,000円、今日中に。遅れたら追加」とだけ。
その日、Kさんは支払えなかった。
翌日からLINEは10分おきに連投され、SMSと非通知着信が止まらなかった。
「『実家に連絡します』『会社に確認入れます』って書かれて、本当に震えました。誰にも言えなくて、でも止まらなくて」
追い詰められたKさんは他のソフト闇金にも手を出した。
「もう誰でもよかった。借りて返して、借りて返して…ずっと繰り返してた。もう収拾つかなくて」
最終的に合計5社のソフト闇金に依存していた。
「収入の半分が利息で消えて、生活費を借金で賄って、気づけば毎日LINEと催促に怯えてる生活」
ある日、メイクから「一括返済できないなら名簿に回す」とLINEが来た。
「名簿って何?って思ってたら、翌週から全然知らない業者からLINEやSMSが届くようになって、もう終わったと思いました」
最後は心身ともに限界を迎え、Kさんはネットで闇金対応のNPOに繋がった。
「正直、相談するの怖かったです。でも、“今すぐ止めましょう”って言ってくれて、弁護士にすぐ引き継いでくれて……ようやく人間に戻れた感じでした」
Kさんのような被害者はいまこの瞬間にも全国で増え続けている。
「メイクのLINEはまだブロックできてません。番号も名前も知らない相手って、なんか怖くて。でももう、絶対に戻らないって決めてます」
次に、こうしたトラブルに陥らないための信用情報の守り方と回復手段について見ていく。
信用情報の回復と再起へのステップ
ソフト闇金メイクのような違法業者を利用した場合、信用情報に直接傷がつくことは本来ない。
なぜなら、正規の貸金業者ではないため、信用情報機関に登録する資格がないからだ。
だが安心してはいけない。
支払いを滞納し、他社にまで借り入れを広げた場合は別だ。
返済不能に陥った先でクレジットカードの遅延や消費者金融の債務整理が発生すれば、その情報がCIC・JICC・KSCに記録され、“ブラック”として扱われる。
信用情報が傷つけば、次のような場面で影響が出る。
- クレジットカードの新規発行・更新が拒否される
- スマホの分割購入ができなくなる
- 住宅ローン・カーローンの審査に通らない
信用回復のためにはまず正規業者との債務整理や返済完了が前提となる。
弁護士や司法書士と連携し、債務整理の手続きを行えば、完済から5年〜10年後には情報がクリアされる。
また、闇金業者による個人情報の悪用も深刻な問題だ。
メイクに提出した免許証・口座情報・電話番号・家族構成などは、闇金リストとして別の業者に売られる危険性がある。
その対策としては、
- LINEアカウントの変更・削除
- 電話番号の変更
- 使っていた銀行口座の解約 or 不使用化
また、警察に「個人情報が悪用されている」旨を届け出て、被害届を出すのも有効だ。
場合によっては口座を一時的に凍結してもらうことで、金銭被害の拡大を防げる。
そしてもう二度とソフト闇金を使わないために、自分自身の金銭感覚や生活習慣を見直すことが欠かせない。
「たった3万円で助かった」は一瞬「たった3万円で人生が壊れる」は現実だ。
生活再建の一歩目は正規の支援機関とのつながり。
地域の生活困窮者支援窓口、法テラス、生活保護の相談窓口など、借金をする前に頼れる場所は必ずある。
次の章ではここまでの内容を振り返りつつ、ソフト闇金と無縁でいられる生活術について総まとめする。
まとめ-ソフト闇金の罠に二度とハマらないために
可愛らしいイラスト、LINEでの簡単なやりとり、ブラックでもOK。
一見すると「敷居の低い融資サービス」に見えるソフト闇金メイク。
だがその裏には法外な利息、個人情報の搾取、暴力性をはらんだ取り立てが待ち構えていた。
本記事で明らかにしてきたように、
- 利息10日で2割、14日で3割、月4割+手数料3,000円
- LINEのみでの申込、運営元不明、正体不明のオペレーター
- 支払いが遅れた途端に豹変する取り立てメッセージ
- 個人情報を武器にした脅しと拡散
すべてが合法の皮を被った闇金ビジネスの構造に他ならない。
被害者の多くは最初は「少額」「一時的」「内緒で借りたい」という軽い動機だった。
だが一度踏み込めばLINEでの催促、名簿共有、他業者からの接触が絶え間なく続き、多重債務・鬱・失職・家族関係の破綻といった人生の崩壊へ直結する。
忘れてはならないのは、借金は「返済能力があること」を前提にした契約であり、返済できない状態で借りる=搾取の対象になるという事実だ。
ソフト闇金メイクのような業者は最初から返せない相手に貸すことを前提にしている。
その上で恐怖・恫喝・執拗な連絡で回収してくるのが常套手段。
では、どうすれば避けられるのか。
借金が必要な状況に追い込まれる前に、生活支援・行政相談・正規金融の活用を徹底する。
すでに関わってしまった場合は躊躇せずに専門機関へ連絡し、即座にLINEの接触を断つ。
大切なのは、
借金で人生を壊さないこと。
その場しのぎの3万円が、取り返しのつかない傷になる前に。
あなた自身、そしてあなたの大切な人を守るために、この記事の内容を一人でも多くの人にシェアしてほしい。
メイクの融資条件
対応エリア | 全国 |
対象 | 主婦、無職、ブラック、年金受給者など |
金利 | 10日間2割、14日間3割、1ヶ月4割 |
手数料 | 3,000円 |
返済方式 | 一括返済 |
返済周期 | 10日〜30日 |
担保・保証人 | 原則不要(情報提出あり) |
審査方法 | LINEでの情報提出のみ(非常に簡易) |
連絡手段 | LINEのみ |
公式サイト | https://cashing2.com/ |
他ソフト闇金比較表
業者名 | 返済周期 | 利息 | 手数料 | 先引き |
---|---|---|---|---|
メイク | 10〜30日 | 10日2割、14日3割、月4割 | 3,000円 | あり |
ねずみ屋 | 7〜10日 | 1週間2割、10日3割 | 3,000円(ツイッターシェアで1,000円引き) | あり |
パッション | 1ヶ月~分割 | 1割~4割 | 無料 | なし |
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