ブラックでもクレジットカードは作れるのか?
結論:基本的には“ほぼ不可能”だが、例外も存在する
「ブラックだけどクレジットカードを作りたい」
これは毎月のように検索されている疑問。
結論から言えば、ブラック状態で新たなクレジットカードを作るのは非常に難しい。
なぜならクレジットカードの発行には必ず信用情報機関への照会が行われるからだ。
延滞、強制解約、債務整理、自己破産などの履歴が残っていれば、問答無用で審査落ちになる。
“ブラック”とは具体的にどういう状態?
信用情報に傷がある人を、俗に「ブラック」と呼ぶ。
これは正式な金融用語ではないが、以下のような状態を指す。
- 61日以上の延滞履歴がある
- 強制解約や代位弁済の記録がある
- 債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)をしている
これらは信用情報機関(CIC、JICC、KSC)に最大5〜10年記録が残る。
そしてクレジットカード会社は必ずこれらの情報をチェックする。
つまり、ブラック状態ではほぼすべてのクレジットカード審査に通らないのが現実。
それでもカードが作れた“例外ケース”とは?
一部の口コミでは「ブラックでも作れた」「審査が甘かった」という声もある。
その背景には以下のようなケースがある。
- 債務整理直後ではなく、5年以上経過し記録が消えていた
- 過去に事故があったカード会社と無関係な審査元だった
- 家族カードを発行してもらった(契約者は別)
つまり“ブラックでも作れた”というよりは信用情報がすでに回復していた、または審査が及ばなかっただけの話だ。
現在進行形の延滞・破産中ではまず通らない。
信用情報を見ずに発行されるクレジットカードは存在しない
一部の怪しいサイトでは「審査なしクレジットカード」「ブラックOKの裏カード」といった情報も見かけるが、99%詐欺または違法取引。
正規のカード会社はすべて信用情報機関に加盟しており、審査せずに発行することは絶対にない。
もし“誰でも作れる”というクレジットカードがあれば、それはクレカ現金化業者や闇金と繋がった危険な仕組みだ。
次章ではブラック状態でクレジットカードのキャッシング機能は使えるのか?過去のカードや現在の利用状況を踏まえて検証する。
ブラックでもキャッシング機能は使える?
“新規カードでのキャッシング”はまず不可能
まず大前提として、ブラック状態では新規のクレジットカード自体が作れないため、キャッシング機能付きのカードを新たに手に入れるのは無理。
前章で述べたように、すべてのカード会社が信用情報をチェックするからだ。
当然、キャッシング機能を付けるための審査も通らない。
では“過去に作ったカード”はどうなるのか?
ブラック状態になる前に保有していたカード…たとえば、延滞や債務整理前に作成済のクレジットカードがまだ手元にある場合。
このカードでキャッシング枠が残っていれば、使える可能性はゼロではない。
だが、実際は以下のような対応が取られるケースがほとんどだ。
- 信用情報にキズがついた時点で、キャッシング枠が自動停止
- カードの利用限度額そのものが減額される
- 支払いに延滞があった場合、全機能が一時停止
つまり“まだ使える”と思っていても、内部的に機能が止まっていることが多い。
“カードは使えるのにキャッシングだけ止まった”という現象もある
これもよくある相談。
ショッピング利用(通常決済)はできるのに、キャッシングだけ使えなくなる。
これはカード会社が与信リスクを検知してキャッシング枠のみ停止した状態。
信用情報に異動情報(事故履歴)が載った瞬間、自動システムがリスク判定→キャッシング封鎖するようになっている。
“使えたとしても、借入記録は信用情報に残る”
キャッシング機能が使える=それがバレない、という意味ではない。
使えば信用情報に「借入」の記録が新たに追加される。
すでにブラック状態なら関係ないかもしれないが、信用回復を目指している人には致命的になる可能性も。
とくに“返済の遅れ”があるとブラック期間が延長されるため、要注意。
代わりに“キャッシング専用カード”は作れる?
ブラックの状態ではアコム、プロミス、アイフルなどの正規キャッシングカードも通らない。
それを逆手に取って「ブラックOK」などとうたうカードローン業者はほぼ闇金なので注意。
LINE登録・身分証提出・即日融資などの文言が並んでいたらまず疑うべき。
結論:ブラック中のキャッシング利用は“基本的に詰み”
よほどの例外を除いて、ブラック状態でクレカのキャッシングを使うことはできない。
仮に一時的に使えたとしても、それが原因で信用回復が遠のいたり、カードが強制解約されるリスクがある。
次章では審査が甘いと言われるカードの特徴や、ブラックでも“通る可能性がある”とされる条件について詳しく解説する。
審査が甘いと言われるカードと“通りやすい条件”とは
まず前提:審査が“甘い”カードは存在するのか?
よく「審査が甘いカード」「通りやすいクレカ」などと噂されるが、金融機関である以上“誰でも通る”カードは存在しない。
だが、カード会社ごとに審査の厳しさに“傾向”があるのは事実。
どの信用情報にどこまで重きを置くか、過去より現在の属性を重視するか…その基準は会社ごとに異なる。
比較的通りやすいとされる“流通系カード”
審査が緩やかとされる代表格は流通系カード(イオンカード、セゾンカード、エポスカードなど)
小売企業が発行しているため、自社サービス利用者の囲い込みを重視しており、大手信販会社ほどは厳しくない傾向がある。
ただし延滞歴や異動情報があるブラック状態では基本通らない。
あくまで“スーパーホワイト”や信用情報に薄い人向け。
ブラックでも“家族カード”なら持てる可能性がある
本人がブラックでも、本会員の信用が良ければ家族カードは発行される。
これは信用審査が本会員に対して行われるため。
配偶者や親族にクレジットカードを持っている人がいれば、家族カードを作ってもらうというのは現実的な回避策になる。
ただし名義上の契約者はあくまで本会員。
自分の信用回復にはつながらない。
法人カードでも“代表者=ブラック”は厳しい
「法人を作って法人カードを申し込めばブラックでも通るのでは?」という声もあるが、中小企業の法人カード審査は“代表者個人の信用”が見られる。
法人格があっても、代表がブラックであれば通過は難しい。
唯一、デポジット型法人カード(前払い制)なら審査が極端に緩くなるケースがある。
“独自審査カード”には要注意
ネット上では「独自審査」「信用情報不問」などとうたうカードも見かけるが、99%が詐欺または闇金の入口。
「審査なしで10万円キャッシュバック」「紹介制」などの謳い文句には絶対に手を出してはいけない。
こういった業者は情報収集目的、もしくは闇金業者との接点作りである可能性が高い。
信用情報に問題がなければ“属性改善”が通過率を上げる
ブラックを脱している、あるいはスーパーホワイト(履歴がほぼない)状態であれば、以下の条件が通過率アップに有効。
- 勤続年数が1年以上
- 年収200万円以上
- 居住年数が安定している
- 固定電話・公共料金引き落とし口座あり
つまり信用情報が回復していれば、年収や生活の安定感が次の突破口になる。
次章ではどうしてもクレジットカードが持てない人のために、代替手段となるデビットカード・プリペイドカードの特徴と使い分けを解説していく。
デビットカードとプリペイドカードの代替性
クレジットカードが作れないなら“代替カード”を使え
ブラックでクレジットカードが持てない…
そのとき頼れるのが、デビットカードとプリペイドカード。
どちらも審査なしで作成可能で、ネット決済や店舗利用に使える。
ただしクレカと完全に同じではないので、仕組みや用途をきちんと理解しておく必要がある。
デビットカードの特徴:銀行口座直結で即時引き落とし
デビットカードは銀行口座と紐付いており、支払いと同時に口座から引き落とされる仕組み。
VISA、JCB、Mastercardなどのブランド付きカードが主流で、ネット決済やサブスク登録も対応可能。
代表的な発行元:
- 楽天銀行デビットカード(VISA/JCB)
- 住信SBIネット銀行ミライノデビット
- 三菱UFJ-VISAデビット など
即時決済・審査なし・口座残高の範囲内で利用という安心感が最大のメリット。
プリペイドカードの特徴:事前チャージ式でリスク最小
プリペイドカードは事前に入金(チャージ)した金額内で利用できる決済カード。
コンビニでも買えるタイプ(Vプリカ、au PAYプリペイドなど)から、アプリ連携型や物理カード型まで種類は多い。
ネット決済対応も増えており、Amazon、Netflix、交通機関などにも使える。
デビットとプリペイドの違い
項目 | デビットカード | プリペイドカード |
---|---|---|
発行元 | 銀行 | 通信会社・カード会社など |
支払い方式 | 口座から即時引き落とし | 事前チャージ方式 |
審査 | なし | なし |
ブランド対応 | VISA/JCB/Masterなど | VISA/JCBが多い |
サブスク・継続課金 | 多くのサービスで可 | 一部制限あり |
使うときの注意点
- ガソリンスタンドやホテルなど一時的に高額引き落としが起こる業種には非対応な場合あり
- デビットは残高不足だと支払い失敗、プリペイドもチャージ上限や有効期限に注意
とはいえ、ブラック状態でも問題なく決済できる手段として、生活の中では十分に活躍する。
次章では“支払いやすさ”の罠に潜むリボ払いの危険性、仕組みと落とし穴を徹底的に掘り下げていく。
リボ払いの仕組みと“絶対にやってはいけない理由”
リボ払いとは?見た目は楽、でも中身は地獄
「月々定額だからラク」「無理なく返せる」と思って使っている人も多いリボ払い。
でもそれ、クレジットカード会社が“儲けるための仕組み”だって知ってた?
リボ払いとは毎月の支払い額を一定に抑える代わりに、残高に対して手数料(実質年利15%前後)がかかる返済方法。
見た目は「今月5,000円だけでOK」でも、実際は借金を先送りにしてるだけ。
なぜ危険なのか?“元本が全然減らない”構造
例えば10万円をリボ払いで借り、月5,000円ずつ返すとしよう。
年利15%なら、毎月1,250円は手数料として取られる。
つまり、実際に返済に充てられるのは3,750円だけ。
これではいつまで経っても元本が減らず、完済が遠のく。
そして次の月もまた手数料が発生する…この利息スパイラルが、リボの正体。
返済額が少ない=安心、という錯覚がヤバい
カード会社は「今月はこれだけでOK」と画面や封筒で見せてくる。
でもそれ、あなたが借金を完済する気力を奪うための設計だ。
返済額が少ないからって安心しているうちに、残高は膨らみ、返済期間は果てしなく伸びる。
中には10万円の買い物が5年後に15万円払ってるみたいなケースもある。
「あとリボ」も危険。リボの後づけ地獄
「今月ちょっと厳しいから、あとでリボに変更しよう」
この“あとリボ”がリボ地獄の入口。
支払いが追いつかなくなるたびに“リボに変えれば大丈夫”という思考が染みつく。
結果的に、複数件のリボ残高を抱えて身動きが取れなくなる。
“元利定額”の落とし穴に気づけ
リボ払いは「元利定額返済」が主流。
つまり返済額に利息が含まれているから、実際に元金をどれだけ返してるか分かりにくい。
それが完済までの距離感を曖昧にし、債務感覚を鈍らせる。
まさに、計算された“麻痺システム”。
そしてブラックの人こそリボにハマる危険性が高い
「他から借りられないからリボでなんとか回す」
「新しく借りられないからリボ枠で持ちこたえる」
この発想がさらに借金を長期化させる原因になる。
リボ払いは“延命”じゃなく“延命を装った死に水”だと理解すべき。
次章ではブラック状態でリボ払いを続けると何が起きるのか?
信用・生活・未来に与えるダメージを深掘りしていく。
ブラック状態でリボ払いを使い続けるとどうなるか
ブラックのままリボ払いを使うという“自爆ルート”
クレカの新規発行が無理なら、せめて手持ちのカードだけで乗り切ろう…
そう思ってリボ払いを延々と使い続ける人は少なくない。
だが、それは借金を積み上げながら地雷原を歩いているようなもの。
信用情報に傷がある状態でリボを続けることは金融機関に“今も問題を抱え続けている”と晒し続ける行為に等しい。
支払いが遅れれば“信用回復期間がリセット”される
ブラック情報は完済から5年〜10年で消える。
だが、リボの支払いを1回でも遅れるとそこからまた5年。
つまり返済を続けながらも“未来”がどんどん遠のいていく。
さらに残高は膨らみ続け、完済はさらに厳しくなる。
限度額を超えればカード自体が“強制解約”
リボ払いは支払いが軽く見えるだけで、借金の総量はどんどん増えていく。
やがて利用限度額に達した時点でカードは利用停止、そのまま強制解約となる可能性も。
そうなると“今まで返済を頑張っていた”という履歴すら逆効果になる。
「多重債務→返済不能→解約」の流れが金融事故の中でも重い記録として信用情報に刻まれる。
リボ払いは“延滞しやすい構造”になっている
月々の支払額が小さいからこそ、
- 油断して残高不足になる
- 別の引き落としと重なって入金が足りない
- 使った自覚が薄く、支払いが遅れる
こうした理由で延滞が頻発しやすい。
そして1回の延滞で督促→再延滞→遅延損害金→強制解約という流れは驚くほど速い。
カード会社からの“信用”は完全にゼロになる
リボ払いを使い続ける限り、
- 借入残高が常に発生している
- 返済負担が常に存在する
この状態があなたの信用情報に毎月記録される。
延滞がなくても、カード会社の与信システム上では「多重債務者・返済能力ギリギリ」と判定される。
こうなると他社審査にも悪影響が及び、新たな再起の道も絶たれていく。
最終的には“法的手続き”が待ち構える
支払いが不能になれば、
- 債権回収会社への移管
- 電話・書面での督促
- 裁判・給与差押え
といったリアルな追い込みが始まる。
ここまで来ると生活全体がリボ払いに支配されるようになり、破産や債務整理の選択肢しか残らなくなる。
次章では実際にリボ払いで借金地獄に陥った男性のリアルな恐怖を紹介する。
【体験談】「月1万円で返せると思ってた」リボ払いで地獄を見た男の話
きっかけは“ちょっと贅沢”のつもりだった
38歳・都内在住の会社員。年収は400万ほど。
最初にリボを使ったのは冬のボーナスで買う予定だったパソコンを、少し早めに買ったとき。
「月1万円なら無理なく返せる」と思ってリボ払いにした。
それがすべての始まりだった。
気づけば限度額50万、元本が減らない
その後、急な出費にリボ払いを追加。
カード会社の画面には常に「あと◯円で限度額」と出ていたが、毎月の支払いは一定だった。
半年経っても残高が50万円のまま変わらないことにようやく違和感を持った。
内訳を見て愕然とした。返済額のほとんどが利息だったのだ。
延滞→督促→信用情報ブラックへ
ボーナスも思ったほど出ず、次第に支払いが苦しくなる。
月末の引き落としに間に合わず、初の延滞通知。
電話が鳴り続けた。
書面が届いた。
信用情報に“異動”の文字がついたのはその翌月。
カード強制解約、ローン全滅、携帯すら通らない
その後すぐにカードは利用停止→強制解約。
新しくスマホを分割で買おうとしたら「審査NG」
車のローンも、家の賃貸契約も通らない。
まさか、たかがリボ払いでここまで人生が詰むとは思わなかった。
ようやく完済できたのは4年後だった
毎月1万円払って、時には一部繰り上げて。
完済までに4年かかった。
その間、何度も「何のために働いてるのか分からなくなった」
“リボ払いは麻薬”だと、本気で思った。
いま、同じ状況にいる人へ
もし、いま残高が減らないリボに苦しんでるなら…
一刻も早く全額繰り上げ返済すべき。
リボは“返せるから使う”じゃない。
“返せない人を一生縛る”ための罠だと、体験者として言いたい。
次章ではそんなリボ沼・ブラック地獄から抜け出すにはどうすればいいか。
信用回復までの時系列と、いますぐできる対策を具体的に提示する。
信用回復までにやるべきことと時系列の目安
“ブラック”からの脱出には明確なステップがある
信用情報に傷がある…いわゆる“ブラック状態”から抜け出すためには時間・記録・行動の三点をコントロールする必要がある。
ここでは信用回復に向けた現実的な道筋を、時系列で整理していく。
ステップ①:まずは“延滞・借金”をすべて完済する
これは全ての前提。
今、返済中のリボ払い・キャッシング・ローンがあるなら、とにかく延滞せずに完済を目指す。
逆に言えば、完済していない限り、信用回復は始まらない。
滞納中や督促を受けている状態ではいつまでも“事故情報”として記録され続ける。
ステップ②:完済後、信用情報に記録される“異動”はいつ消える?
事故情報の記録は信用機関によって以下のような保有期間がある。
- CIC・JICC:完済から約5年
- KSC(全国銀行個人信用情報センター):完済から約10年(自己破産など)
つまり、今すぐ完済しても最短5年は“ブラック情報”が残り続ける。
この期間中は新規カードやローンは通らない可能性が高い。
ステップ③:信用情報を“自分で確認”する
完済した後は本当に信用情報が更新されたかをチェックする。
CIC・JICC・KSCの3機関はすべて開示請求が可能。
PC・スマホ・郵送で申請すれば、数百円で自分の信用記録が確認できる。
記録が消えていれば、ようやく“再スタート”の土台が整ったことになる。
ステップ④:“スーパーホワイト”の対策
ブラック情報が消えた後でも、クレジットカードやローン審査に落ちる人がいる。
それがスーパーホワイト問題。
信用情報がまっさらだと、金融機関は「事故を起こした過去があるのでは」と警戒する。
これを防ぐには、
- 家族カードで実績を作る
- 携帯端末の分割払いを正常に払う
- デビットカード利用→口座引落しで生活の安定性を見せる
といった“信用の積み直し”が重要になる。
ステップ⑤:通る可能性のある“再チャレンジ”先
信用情報がクリアになったら、以下のカードから申し込みを検討する。
- 楽天カード
- エポスカード
- セゾンカード
これらは比較的審査基準が柔軟とされており、信用情報が正常であれば通過例も多い。
もちろん、多重申込みはNG。
1枚ずつ、慎重に。
次章ではまとめとして、ブラックとクレジットカード、リボ払いとの関係を総整理。
絶対にやるべきこと、やってはいけないことをリスト化して提示する。
まとめ:カードと信用の“正しい付き合い方”とは
ブラックとクレジットカードの現実を振り返る
ここまでで見てきたように、ブラック=人生終了ではない。
だが“何もしなければ”10年後も同じ場所にいる。
大切なのは、
- 自分の信用情報を知ること
- 正しいステップで回復に向かうこと
- 借金やリボ払いに頼らない生活に切り替えること
この3つ。
そして、クレジットカードという便利なツールの“本質”を誤解しないことだ。
クレジットカードを“使っていい人”と“使ってはいけない人”
使っていい人とは、
- 毎月の収支が管理できている
- 支払いは一括主義
- カードは“ポイント”を得るためのツールと捉えている
使ってはいけない人とは、
- 「足りない分はあとで何とかする」タイプ
- 月末にリボで回避する癖がある
- カードを“お金を生み出す手段”と錯覚している
後者のタイプは確実にカードで破滅する。
だからこそ、自分の傾向を見極めて、必要ならクレジットカードを持たない選択も勇気ある決断だ。
ブラック脱出のためのチェックリスト
以下に当てはまるなら、今すぐ行動を。
チェック項目 | YES/NO |
---|---|
借金・リボ・延滞など、残債をすべて完済したか? | □ YES □ NO |
信用情報の開示請求をしたか? | □ YES □ NO |
ブラック情報の記録期間(5~10年)を把握しているか? | □ YES □ NO |
スーパーホワイト対策を理解しているか? | □ YES □ NO |
クレカは一括払い以外、絶対に使わないと決めているか? | □ YES □ NO |
あなたの未来は、今日から書き換えられる
今のあなたがどれだけ過去に苦しめられていたとしても、未来の信用情報は“空白”だ。
そこに何を記録していくかは、あなたの選択次第。
クレジットカード、リボ払い、信用情報。
正しい知識と、行動力さえあれば、5年後の自分はまるで違う。
今日がその第一歩であることを、心に刻んでほしい。
ブラックとカード・支払い手段の比較表
項目 | クレジットカード | リボ払い | デビットカード | プリペイドカード |
---|---|---|---|---|
審査の有無 | あり(厳しい) | 不要(既存カードに付帯) | なし | なし |
ブラックでの利用 | ほぼ不可 | 既存カードあれば利用可能 | 可 | 可 |
支払方法 | 後払い | 定額後払い+利息 | 即時引き落とし | チャージ式 |
年利・手数料 | 一括ならなし、分割で手数料 | 年利約15%前後+遅延損害金 | なし | 基本なし(発行・入金手数料あり) |
信用情報への影響 | あり(延滞・残高が記録) | 大きい(延滞で致命傷) | なし | なし |
リスク | 多重債務・強制解約など | 長期返済・利息スパイラル | 残高不足のみ | チャージ残高切れのみ |
備考 | 信用回復後に再取得可能 | ブラック延長の元凶になりやすい | ネット決済・公共料金引落も対応 | サブスク不可のケースあり |
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