「このままじゃ、私の一生は借金を返すだけで終わってしまうかもしれない」。
毎月届くクレジットカードの請求書を見つめながら、ワンルームの部屋で一人、血の気が引いたあの冬の夜のことを今でも鮮明に覚えています。
当時の私は、都内の中小企業で働くごく普通のOLでした。
手取りの月給は約20万円。
ボーナスを入れても年収は300万円に届くかどうかという状況の中、私の背負っていた借金は3社のクレジットカードのリボ払いとキャッシングを合わせて「150万円」に膨れ上がっていました。
特別な贅沢をしていたつもりはありませんでした。
「仕事で疲れているから」と自分へのご褒美にデパコスを買い、友人のSNSに焦って海外旅行へ行き、週末は少し高めのレストランで女子会をする。
足りない分は「リボ払いにすれば月々1万円の支払いで済むから大丈夫」と魔法のカードを切る。
そんな息をするような小さな浪費の積み重ねが、気付けば150万円という巨大な雪だるまになっていたのです。
この記事は、そこからどん底を味わい、本気で心を入れ替えて3年で全額を完済し、さらに結婚資金の100万円を貯めるまでに至った私の「リアルな全記録」です。
綺麗事抜きの泥臭い返済ロードマップと、私が実際に使っていた「借金返済専用エクセル家計簿」を公開します。
第1章:現実を直視する「絶望の借金棚卸し」
借金返済の第一歩は、目を背けていた現実と向き合うことでした。
自分が「どこから」「いくら」借りていて、「金利」は何パーセントなのか。
これを全て書き出す作業です。
当時の私の内訳は、A社カード(リボ残高60万円・金利15%)、B社カード(リボ残高50万円・金利15%)、C社カード(キャッシング40万円・金利18%)という惨状でした。
これを自作のエクセルにまとめた時、毎月払っている利息だけで「約2万円」にも上る事実を突きつけられました。
2万円あれば、美味しいディナーに何度も行けますし、欲しかった服も買えます。
それがただ「お金を借りている手数料」として、毎月何もしなくてもドブに捨てられている現実に、私は初めて本気で自分に腹が立ちました。
「毎月4万円返済しているのに、半分は利息に消えて元金が2万円しか減っていない」。
この恐ろしい事実に気づいたその日から、私の本気の返済生活が幕を開けました。
私はまず、手持ちのクレジットカードをハサミで全て切り刻み、物理的に「借金ができない状態」を作りました。
第2章:手取り20万・極限の「削る」家計簿大公開
完済のスピードを上げるためには、支出を極限まで削って「返済に回す額」を増やすしかありません。
家賃7万円の都内の部屋に住みながら、手取り20万円をどうやり繰りしたのか、当時のリアルな月間家計簿を公開します。
内訳は【家賃:70,000円】【光熱費・通信費:15,000円】【食費:20,000円】【日用品・雑費:5,000円】【交際費・予備費:10,000円】そして【借金返済:80,000円】です。
これを実現するために、まず固定費を徹底的に見直しました。
スマホは大手キャリアから格安SIMへ乗り換えて月額8,000円から2,000円へ削減。
サブスクリプションは一番安い動画配信サービス1つだけを残して全て解約しました。
次に変動費である食費です。
それまで毎日コンビニで買っていたランチとお茶を、週末の作り置き弁当とマイボトルのお茶に切り替えました。
これだけで月に約2万円が浮きます。交際費は「月に1回、予算5000円まで」と厳格にルール化し、見栄を張るだけの目的のない飲み会は全て断るようにしました。
一番辛かったのは最初の3ヶ月です。
同僚が新作のフラペチーノを飲んでいる横で水筒のお茶を飲み、SNSで友人が旅行を楽しむ姿を見ては惨めな気持ちになりました。
しかし、毎月エクセルに入力する「借金残高」が確実に減っていく数字の動きだけが、私の心を支える唯一のモチベーションでした。
第3章:金利をぶっ壊す!「おまとめローン」への挑戦
極限の節約生活を半年ほど続け、残高が120万円まで減った頃、私は次の戦略に出ました。
それが「金利の圧縮」です。
当時の私は15%〜18%という高い金利を払っていましたが、これを少しでも下げるために、銀行の「おまとめローン」への借り換えを申し込んだのです。
審査に通るか不安でしたが、過去半年間、一度も遅延なく毎月8万円という高額な返済を続けていた実績(クレヒス)が評価されたのか、無事に地方銀行のおまとめローン(金利10%)で120万円の審査に通りました。
これにより、A社、B社、C社の高金利な借金を一気に完済し、返済先を銀行1つにまとめることができたのです。
金利が15%から10%に下がったことで、毎月の利息負担が劇的に減り、返済したお金のほとんどが「元金の減少」に直結するようになりました。
この借り換えが、完済までの期間を大幅にショートカットする最大の起爆剤となりました。
第4章:不用品販売と副業で「攻め」の返済へ
節約とおまとめローンで「守り」を固めた後は、収入を増やす「攻め」のフェーズです。
ただ、会社の規定で本格的なアルバイトは禁止されていたため、私が目をつけたのは不用品の販売と、自宅でできる小さな副業でした。
まずは部屋の中にある「過去の浪費の産物」を徹底的にお金に換えました。
ほとんど着ていないブランド服、使わなくなった美容家電、流行りのバッグなどをフリマアプリで次々と売却しました。
「どうせ大した額にならない」と思っていましたが、チリツモ効果は絶大で、半年かけて合計15万円ほどの利益を生み出しました。
この売上金は、自分のご褒美には一切使わず、全額を「繰り上げ返済」に突っ込みました。
さらに、クラウドソーシングサイトに登録し、週末の数時間を使ってデータ入力や簡単なアンケート業務などをこなし、月に1〜2万円の副収入を確保しました。
この副収入も全て返済に回したことで、雪だるま式に借金が減っていく無双状態に入りました。
エピローグ:残高ゼロの日、そして結婚資金へ
極限の節約、おまとめローンによる金利圧縮、そして副業による繰り上げ返済。
これらを狂気のように繰り返した結果、150万円あった借金は、ちょうど3年目の冬のボーナス月に「残高ゼロ」を迎えることができました。
最後の1万円をATMから振り込み、明細書に「お借入残高 0円」という文字を見た瞬間、ATMのブースの中でポロポロと涙がこぼれました。
誰にも言えず、たった一人で戦い続けた3年間の重圧から解放された瞬間でした。
そして、完済後も私の生活レベルはすぐには戻しませんでした。
毎月8万円を返済に回すという「筋肉」が既についていたため、その8万円をそのまま「貯金」にスライドさせたのです。
借金を返していた時と同じペースで今度はお金が貯まっていく感覚は、何にも代えがたい快感でした。
完済から1年ちょっとで、あっという間に100万円の貯金に成功。
そのお金は、今の夫との結婚資金として、最高に幸せな形で使うことができました。
あなたが今すぐ始めるべき「最初の行動」
もし今、あなたが過去の私と同じように借金の沼で苦しんでいるなら、伝えたいことがあります。
借金は、逃げているうちは絶対に減りません。
しかし、現実を直視し、正しい戦略(節約・借り換え・繰り上げ返済)を立てれば、手取り20万円の普通のOLでも必ず完済できるという事実です。
まずは、ノートでもエクセルでも構いません。
自分の借金の「全貌」を1円単位で書き出してください。
それがすべてのスタートです。
本記事を読んでくださった方のために、私が実際に3年間使い続けた「借金返済専用エクセル家計簿」のテンプレートを無料で配布します。
自動で利息や完済予定日が計算される仕様になっていますので、ぜひダウンロードして、今日からあなたの「完済ロードマップ」を描き始めてください。




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